ベランダで育つのか? 3 / 10
第3話 2 分で読めます

道具と土の準備

品種が決まったら、次は道具と土の準備だ。ここでケチると後で苦労するので、最初にしっかり揃えておこう。

必要な道具リスト

鉢(プランター)

ホップの根は想像以上に広がる。10号(直径30cm)以上 が最低ライン。できれば 15号(直径45cm) が理想だ。深さは30cm以上必要。素焼きの鉢は通気性が良いが重い。プラスチックの深型プランターなら移動も楽だ。

容量で言えば 25〜40リットル は欲しい。「大きすぎるかな?」と思うくらいでちょうどいい。鉢が小さいと水切れが激しく、真夏の管理が地獄になる。

培養土

野菜用の培養土でOK。ただし 水はけが良いもの を選ぶこと。ホップは根腐れに弱い。「花と野菜の培養土」として売られている汎用品で十分だが、水はけ改善のためにパーライトを1〜2割混ぜるとなお良い。

鉢底石

軽石やパーライトを鉢底に 3〜5cm 敷く。排水を確保するための必須アイテム。鉢底ネットも忘れずに。

誘引資材

ネットまたは麻ひも。園芸用ネット(10cm角メッシュ)が最も扱いやすい。ホップのつるは右巻きで絡みつくので、細すぎる糸だとつるの重さで切れることがある。太さ3mm以上の麻ひもか、園芸ネットを使おう。

支柱

ベランダの柵やフックに固定する支柱。トマト用の支柱(1.5〜2m)を数本用意し、ネットの骨格にする。突っ張り棒タイプの支柱も便利だ。

土づくりのポイント

ホップは 水はけが良く、保水力もある土 を好む。矛盾しているようだが、「水がすぐに鉢底から流れ出て、かつ適度な水分を保持する」状態が理想だ。

おすすめ配合:

  • 培養土: 6割
  • 腐葉土: 2割(保水性と通気性のバランス改善)
  • パーライト: 1割(排水性アップ)
  • バーミキュライト: 1割(保水性アップ)

元肥として 緩効性肥料(マグァンプKなど)を土に混ぜ込んでおく。ホップは肥料食いなので、元肥は多めでいい。窒素・リン酸・カリウムのバランスが均等なもの(N-P-K = 6-6-6 程度)を選ぼう。

土のpHは 6.0〜7.5 が適正。日本の培養土はたいていこの範囲に入っているので、特に調整は不要だ。

鉢の置き場所

日当たりが最重要。1日6時間以上の直射日光 が当たる場所がベスト。南向き〜東向きのベランダが理想だ。

西日だけの場所は、午後の強い日差しで葉焼けを起こしやすいので注意。遮光ネット(30〜50%遮光)を併用するか、午前中に日が当たる場所に移動させるのがベター。

風通しも大事。空気が淀むとうどんこ病やべと病のリスクが高まる。ただしベランダの高層階で風が強すぎると、つるが折れたり鉢が倒れたりするので、防風対策も考えておこう。

準備ができたら、いよいよ植え付けだ。