ベランダで育つのか? 4 / 10
第4話 2 分で読めます

植え付けの実践

いよいよ植え付けだ。時期は 3月下旬〜4月中旬 がベスト。最低気温が5℃を安定して上回り、遅霜の心配がなくなったタイミングが目安だ。

リゾーム(根茎)の場合

リゾームとは、ホップの地下茎を10〜15cm程度に切り分けたもの。芽(白い突起)がついている部分を上にして植える。

手順:

  1. 鉢底に軽石を3〜5cm敷き、準備した培養土を鉢の7割くらいまで入れる
  2. リゾームを 横向きに 置く(芽が上を向くように)。複数の芽がある場合は、芽の向きを揃える必要はない
  3. 土を 3〜5cm 被せる。深すぎると発芽が遅れ、浅すぎると乾燥しやすい
  4. たっぷり水をやる。鉢底から流れ出るくらいしっかりと
  5. 日当たりの良い場所に置き、芽が出るまで 2〜3週間、土の表面が乾いたら水やりを繰り返す

発芽まで何も起きないので不安になるが、地中では根が伸びている最中だ。焦らず待とう。ただし1ヶ月経っても芽が出ない場合は、掘り返して根茎の状態を確認する。柔らかくなっていたら腐っている可能性がある。

ポット苗の場合

すでに発芽して20〜30cm育った苗を買う方法。リゾームより確実で、初心者におすすめだ。価格はリゾームの1.5〜2倍程度。

手順:

  1. 鉢に培養土を入れ、ポット苗がすっぽり入る穴を掘る
  2. ポットから苗を 根鉢を崩さず にそっと取り出す。根がぐるぐる巻きになっている場合は、底を軽くほぐす
  3. 穴に入れて周りの隙間を土で埋め、軽く手で押さえる
  4. たっぷり水やり
  5. 植え付け後2〜3日は半日陰に置いて、根が落ち着いてから日当たりの良い場所に移動

植え付け後の管理ポイント

1年目は根を張ることが最優先。つるは3〜5m程度伸びるが、本格的な収穫は2年目以降になると思っていい。1年目に毬花がつくこともあるが、数は少ないだろう。「生きていればOK」くらいの気持ちで。

間引き: 芽が5〜10cmに伸びたら、元気な芽を 2〜3本 残して残りは間引く。「もったいない」と思っても、ここは心を鬼にしてハサミを入れる。栄養が集中して太い丈夫なつるが育つ。

複数株を植える場合: 最低でも 60cm以上の間隔 を開けること。同じ鉢に2株は根が競合するのでやめたほうがいい。品種ごとに別の鉢を用意しよう。

マルチング: 土の表面にバークチップや腐葉土を2〜3cm敷くと、水分の蒸発を抑え、土の温度を安定させる効果がある。真夏の水やり頻度を減らせるので、労力の節約にもなる。

芽が20〜30cm伸びたら、次は誘引の出番だ。