トロピカル系ホップ一覧

トロピカル系の香りを持つホップ28品種を一覧。代表品種、香り、アルファ酸、合うビアスタイル、代替候補を確認できます。

トロピカルトロピカルフルーツマンゴーパッションフルーツライチパイナップル

アマリロ

Amarillo

ワシントン州の Virgil Gamache Farms が発見した野生種由来のホップで、商標登録された品種。オレンジやレモンの華やかなシトラスアロマが特徴で、アメリカンIPAやペールエールに明るいフルーティな個性を与える。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
8.0–11.0%
香り
オレンジ、レモン、フローラル、トロピカル
スタイル
IPA、ペールエール、ブロンドエール
別名・検索語
アマリロ、Amarillo hop、アマリロホップ、アマリロビール
代替候補
センテニアル、タホマ、トライアンフ

アリアーナ

Ariana

ハラタウブランの姉妹品種として開発されたドイツの新世代ホップ。トロピカルフルーツとシトラスの明るいアロマを持ち、従来の「ドイツホップ=ハーバル/スパイシー」という固定観念を覆すキャラクターが特徴。欧州産ながら新世界スタイルのIPAにも活用され、ドイツホップの可能性を広げた革新的な品種。

産地
ドイツ / ヨーロピアン
アルファ酸
8.0–10.0%
香り
トロピカル、シトラス、マンゴー、ベリー
スタイル
IPA、ペールエール、フルーツエール
代替候補
オリカナ、モザイク、アザッカ

アザッカ

Azacca

American Dwarf Hop Association が開発した高アルファ酸品種。マンゴーやパイナップルの濃厚なトロピカルアロマが特徴で、苦味とアロマの両方に使えるデュアルパーパスホップ。品種名はハイチの農業の神に由来する。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
14.0–16.0%
香り
マンゴー、シトラス、トロピカル、パイナップル
スタイル
IPA、ダブルIPA、ペールエール
別名・検索語
アザッカ、Azacca hops、アザッカホップ、アザッカビール
代替候補
アイダホ7、モザイク、タホマ

カリスタ

Callista

ドイツHVGが開発した超低アルファ・アロマ特化型品種。パイナップルとトロピカルフルーツの強烈なアロマが最大の特徴で、アルファ酸が少ないためビタリングには不向きだが、ドライホッピングやレイトアディションで圧倒的な香りを加えられる。「ドイツのニュールーキー」として、欧米のブルワーから高い関心を集めている。

産地
ドイツ(バイエルン州) / ヨーロピアン
アルファ酸
2.0–3.0%
香り
パイナップル、ピーチ、アプリコット、トロピカル
スタイル
ヴァイツェン、フルーツエール、セゾン
代替候補
ヒュールメロン、アリアーナ、ハラタウ・ミッテルフリュー

カシミア

Cashmere

Columbia×Cashmere系統から生まれたワシントン州の比較的新しい品種。ピーチとライム、ほのかなのコナッツを感じさせるソフトでトロピカルなアロマが最大の特徴。低苦味で滑らかな口当たりのヘイジーIPAやフルーティなエールに最適。ドライホップで特に輝きを見せる、現代的なアロマ重視品種。

産地
アメリカ(ワシントン州) / アメリカン
アルファ酸
7.7–9.1%
香り
ピーチ、ライム、ここなつ、マンゴー
スタイル
ヘイジーIPA、ニューイングランドIPA、フルーツビール
代替候補
ネオメキシカヌス、マウテレ、グレイシャー

シトラ

Citra

Hop Breeding Companyが開発し2007年にリリースされた、現代クラフトビールシーンで最も人気の高い品種のひとつ。鮮烈なトロピカルフルーツとシトラスのアロマが特徴で、特にHazy IPAブームの立役者となった。シングルホップIPAでもその個性が際立つ。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
11.0–13.0%
香り
トロピカルフルーツ、ライチ、パッションフルーツ、グレープフルーツ
スタイル
IPA、ダブルIPA、ペールエール、サワーエール
別名・検索語
シトラ、シトラホップ、Citra hops、シトラIPA
代替候補
シムコー、チヌーク、ストラータ

エルドラド

El Dorado

CLS Farms が開発した高アルファ酸の品種で、スイカやキャンディのようなユニークなアロマが特徴。甘くフルーティな香りはHazy IPAやサワーエールと相性が良く、シングルホップビールでもその個性が際立つ。近年人気急上昇中の品種。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
14.0–16.0%
香り
ウォーターメロン、トロピカル、キャンディ、ストーンフルーツ
スタイル
IPA、Hazy IPA、サワーエール
別名・検索語
El Dorado hop、エルドラド、エルドラドホップ、HBC 692
代替候補
サブロ、アイダホ7、アザッカ

エラ

Ella

オーストラリアで開発されたアロマホップ。スパイシーでフローラルなアロマにアニスの独特なニュアンスが加わる。ヨーロッパのノーブルホップ的な上品さとオーストラリア品種ならではのユニークさを兼ね備えた品種。

産地
オーストラリア / NZ・オーストラリア
アルファ酸
13.0–17.0%
香り
スパイシー、フローラル、アニス、トロピカル
スタイル
IPA、ペールエール、ベルジャンエール
別名・検索語
エラ、Ella hop、エラホップ、Stella
代替候補
コハツ、パシフィックジェイド、ワカトゥ

ギャラクシー

Galaxy

オーストラリア原産の高アルファ酸ホップ。パッションフルーツやピーチの強烈なトロピカルアロマが特徴で、シトラやモザイクと組み合わせたIPAが人気。南半球産ホップの代表格として、世界中のクラフトブルワリーで広く使用されている。

産地
オーストラリア / NZ・オーストラリア
アルファ酸
13.5–15.0%
香り
パッションフルーツ、ピーチ、シトラス
スタイル
IPA、ダブルIPA、ペールエール
別名・検索語
ギャラクシー、Galaxy hops、ギャラクシーホップ、ギャラクシービール
代替候補
リワカ、シムコー、ヴィック・シークレット

ハラタウブラン

Hallertau Blanc

2012年にドイツのHüll研究所がリリースした新世代フレーバーホップ。ネルソン・ソーヴィンに似た白ワイン的なアロマが特徴で、グーズベリーやレモングラスの爽やかなニュアンスを持つ。ドイツ産ながらニューワールド的な個性を発揮する革新的品種。

産地
ドイツ / ヨーロピアン
アルファ酸
9.0–12.0%
香り
白ワイン、グーズベリー、レモングラス、パッションフルーツ
スタイル
IPA、ペールエール、ベルジャンエール、セゾン
別名・検索語
ハラタウブラン、Hallertau Blanc hop、ハラタウブランホップ
代替候補
ネルソン・ソーヴィン、オリカナ、シトラ

ヒュールメロン

Huell Melon

バイエルン州立ホップ研究所(HVG)が開発した個性派ドイツホップ。名前の通りメロンやピーチのはっきりしたフルーツ系アロマが特徴で、伝統的なドイツホップにはない南国感を持つ。「フルーツホップ」という新ジャンルを確立したパイオニア的存在で、ヴァイツェンやフルーツビールに独特の甘さを与える。国際的なクラフト市場でも人気急上昇中。

産地
ドイツ(バイエルン州) / ヨーロピアン
アルファ酸
6.9–7.5%
香り
メロン、ピーチ、ストロベリー、トロピカル
スタイル
ヘイジーIPA、フルーツエール、ヴァイツェン、セゾン
代替候補
カリスタ、アリアーナ、マウテレ

アイダホ7

Idaho 7

Jackson Hop Farm がアイダホ州で発見した品種。アプリコットやピーチのストーンフルーツ系アロマに松の清涼感が重なり、ドライホッピングで特に個性が際立つ。近年のIPAシーンで存在感を高めている注目品種。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
11.5–14.5%
香り
ストーンフルーツ、シトラス、松、トロピカル
スタイル
IPA、ペールエール、サワーエール
別名・検索語
Idaho 7、Idaho Seven、アイダホ7、アイダホセブン
代替候補
モザイク、シムコー、エルドラド

コハツ

Kohatu

マオリ語で「石」を意味するニュージーランドのアロマホップ。トロピカルフルーツとパインの爽やかなアロマにフローラルなニュアンスが加わる。穏やかなアルファ酸で扱いやすく、ニュージーランドスタイルのラガーやピルスナーに最適。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
6.0–7.0%
香り
トロピカル、パイン、フローラル、ライム
スタイル
ラガー、ペールエール、ニュージーランドピルスナー
別名・検索語
コハツ、Kohatu hop、コハツホップ
代替候補
モトゥエカ、マウテレ、タホマ

モザイク

Mosaic

Hop Breeding Companyが開発しSimcoe HBC 369を親に持つ2012年リリースの品種。名前の通りベリー、トロピカルフルーツ、松、土っぽさなど多層的なアロマが「モザイク」のように重なる複雑な品種。シトラと並びモダンIPAの定番ホップ。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
11.5–13.5%
香り
ベリー、マンゴー、松、シトラス
スタイル
IPA、ペールエール、スタウト
別名・検索語
モザイク、Mosaic hops、モザイクホップ、モザイクIPA
代替候補
シムコー、アイダホ7、エクアノット

モトゥエカ

Motueka

チェコのザーツを祖先に持つニュージーランド品種。ライムやレモンの爽やかな柑橘アロマが特徴で、穏やかなアルファ酸と相まってラガーからIPAまで幅広く使える汎用性の高い品種。ニュージーランドピルスナーの代表的なホップ。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
6.5–7.5%
香り
ライム、レモン、トロピカル
スタイル
ラガー、ピルスナー、IPA、ペールエール
別名・検索語
モトゥエカ、Motueka hop、モトゥエカホップ、B Saaz
代替候補
コハツ、ワカトゥ、マウテレ

マウテレ

Moutere

NZのネルソン地域、マウテレ渓谷から名を取った比較的新しい品種。ピーチとライムのソフトなトロピカルアロマが特徴で、ネルソンソーヴィンに似た雰囲気を持ちながら独自の個性を発揮する。高アルファ酸ながらアロマの洗練度が高く、ヘイジーIPAや果実感重視のエールにおいて近年注目度が急上昇している新星ホップ。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
15.0–17.0%
香り
ピーチ、ライム、トロピカル、パイン
スタイル
ヘイジーIPA、NEIPA、フルーツセゾン
代替候補
コハツ、モトゥエカ、エラ

ムラカミセブン

Murakami Seven

キリンビールが岩手県遠野市で発見した野生ホップをもとに育種した品種。マスカットやライチのような上品なフルーティアロマが特徴で、日本発のアロマホップとして注目を集めている。「一番搾り とれたてホップ」で使用される限定品種。

産地
日本(岩手県) / 日本
アルファ酸
11.0–15.0%
香り
マスカット、ライチ、フローラル
スタイル
IPA、ペールエール、ラガー
別名・検索語
村上七号、村上七号ホップ、Murakami Seven、Murakami 7
代替候補
IBUKI、かいこがね、シトラ

ネクタロン

Nectaron

ニュージーランドで開発された比較的新しい品種で、旧名はHort 4337。パイナップルやネクタリンなどの鮮やかなトロピカルフルーツアロマが特徴。Hazy IPAとの相性が抜群で、モダンクラフトビールシーンで急速に注目を集めている。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
9.5–11.5%
香り
パイナップル、ストーンフルーツ、トロピカル
スタイル
IPA、Hazy IPA、ペールエール
別名・検索語
ネクタロン、Nectaron hop、ネクタロンホップ、HPA016
代替候補
ラカウ、エルドラド、サブロ

ネオメキシカヌス

Neomexicanus

ニューメキシコ州に自生する野生ホップを祖先に持つ稀少品種。チョコレートとマンゴーの奇妙な組み合わせが醸造家の注目を集めている。ホップの多様性を象徴する「ワイルドアメリカン」として注目され、ポーターやアンバーエールにチョコレートの深みとトロピカルフルーツの意外性を同時に与える個性派ホップ。

産地
アメリカ(ニューメキシコ州) / アメリカン
アルファ酸
8.0–12.0%
香り
チョコレート、トロピカル、マンゴー、スパイシー
スタイル
IPAアロマ、ポーター、アンバーエール
代替候補
アザッカ、フェニックス、アマリロ

オリカナ

Olicana

チャールズ・ファーラム社が育種したイギリスの革新的アロマホップ。ローマ時代の砦「オリカナ」(現イルクリー)に因んで命名された。トロピカルフルーツとシトラスの明るいアロマがブリティッシュホップとは思えない風味を発揮し、モダンなイングリッシュIPAやペールエールの新しい可能性を示している。伝統と革新を融合させた英国ホップの次世代品種。

産地
イギリス / ヨーロピアン
アルファ酸
7.5–9.5%
香り
トロピカル、シトラス、ゴーヤ、パッションフルーツ
スタイル
モダンビター、ペールエール、イングリッシュIPA
代替候補
アリアーナ、マンダリナバーバリア、ハラタウブラン

リワカ

Riwaka

旧名D Saaz。チェコのザーツ系統をニュージーランドで育種した品種で、パッションフルーツやグレープフルーツの強烈なトロピカルシトラスアロマが特徴。限定的な生産量のため入手が難しく、「幻のホップ」とも呼ばれる希少品種。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
4.5–6.5%
香り
パッションフルーツ、グレープフルーツ、シトラス
スタイル
ペールエール、IPA、ニュージーランドピルスナー
別名・検索語
リワカ、Riwaka hop、リワカホップ、D Saaz
代替候補
ギャラクシー、カスケード、パシフィカ

サブロ

Sabro

Hop Breeding Company が開発した2018年リリースのネオメキシカーナ系品種。ココナッツやタンジェリンの独特なアロマは他のホップにはない個性で、Hazy IPAに南国的なキャラクターを加える。HBC 438としても知られる。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
14.0–17.0%
香り
ココナッツ、タンジェリン、トロピカル、ストーンフルーツ
スタイル
IPA、Hazy IPA、ペールエール
別名・検索語
サブロ、Sabro hop、サブロホップ、HBC 438
代替候補
エルドラド、アイダホ7、アザッカ

シムコー

Simcoe

Yakima Chief Ranches が開発し2000年にリリースした品種。松やパッションフルーツの複雑なアロマとクリーンな苦味を兼ね備え、ビタリングとアロマの両方で活躍する。シトラ、モザイクと並び「モダンIPAの三種の神器」と呼ばれる。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
12.0–14.0%
香り
松、シトラス、パッションフルーツ、アーシー
スタイル
IPA、ダブルIPA、ペールエール
別名・検索語
シムコー、Simcoe hops、シムコーホップ、シムコーIPA
代替候補
モザイク、アイダホ7、シトラ

ストラータ

Strata

Oregon State University が開発し2018年にリリースした品種。パッションフルーツやストロベリーのトロピカルなアロマに、大麻を思わせるダンクなニュアンスが加わる独特のプロファイル。Hazy IPAで特に人気が高い。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
11.0–15.0%
香り
パッションフルーツ、大麻、ストロベリー、ダンク
スタイル
IPA、Hazy IPA、ペールエール
別名・検索語
ストラタ、Strata hop、ストラタホップ、X331
代替候補
シトラ、シムコー、モザイク

タホマ

Tahoma

ヤキマチーフホップス社が開発した比較的新しいアメリカンホップ。トロピカルフルーツとシトラスの鮮やかなアロマを持ちながら、パインのリジン感も加わるマルチレイヤーな香りプロファイルが特徴。ヘイジーIPAブームとともに注目度が上昇しており、アロマ主体のジューシーなビールに最適な新世代品種として評価が高まっている。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
6.0–9.0%
香り
トロピカル、シトラス、パイン、フローラル
スタイル
ヘイジーIPA、ペールエール、クリームエール
代替候補
カスケード、アマリロ、コハツ

トパーズ

Topaz

オーストラリア産の超高アルファホップ。世界最高水準のアルファ酸含有量を持ちながら、ライチやトロピカルフルーツの個性的なアロマを合わせ持つ稀有な存在。大量のビタリングホップが必要なインペリアルスタイルや、アロマでも個性を出したいダブルIPAに向く。南半球の太陽を感じさせる豪快な品種。

産地
オーストラリア / NZ・オーストラリア
アルファ酸
16.0–19.0%
香り
ライチ、トロピカル、樹脂
スタイル
ダブルIPA、インペリアルスタウト、IPAビタリング
代替候補
グリーンブレット、スーパーアルファ、マウテレ

ヴィック・シークレット

Vic Secret

オーストラリア・ヴィクトリア州で開発された高アルファ酸ホップ。パイナップルとパッションフルーツのトロピカルアロマに松の清涼感が加わった独特のプロファイル。Galaxyに次ぐオーストラリアの注目品種として、世界のクラフトビールシーンで存在感を高めている。

産地
オーストラリア / NZ・オーストラリア
アルファ酸
14.0–17.0%
香り
パイナップル、パッションフルーツ、松、ハーブ
スタイル
IPA、ダブルIPA、ペールエール
別名・検索語
ヴィックシークレット、ビクシークレット、Vic Secret hop、Vic Secret hops
代替候補
ギャラクシー、ワイメア、シムコー

ワイメア

Waimea

NZにあるWaimea地域にちなんだ高アルファ・アロマ兼用ホップ。16〜19%という驚異のアルファ酸に加え、タンジェリンとパッションフルーツの鮮烈なアロマを持つ。少量使用で強い苦味を作りながらNZならではのトロピカルフルーツ感も発揮するという理想的な二刀流品種。ダブルIPAやインペリアルスタイルにおすすめ。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
16.0–19.0%
香り
柑橘、パイン、パッションフルーツ、タンジェリン
スタイル
ダブルIPA、ウェストコーストIPA、IPAビタリング
代替候補
ヴィック・シークレット、サザンクロス、ギャラクシー