シトラス系ホップ一覧

シトラス系の香りを持つホップ56品種を一覧。代表品種、香り、アルファ酸、合うビアスタイル、代替候補を確認できます。

シトラスレモングレープフルーツオレンジタンジェリンライム柑橘

アドミラル

Admiral

イングランドのウスターシャーで開発された英国産高アルファホップ。Challenger × (Northdown × German) の交配から生まれ、柑橘系とハーバルが混じった英国らしいアロマを持つ。「アドミラル(提督)」の名にふさわしく、ビタリングに強力な存在感を示す。イングリッシュIPAや伝統的なビタービールに向く。

産地
イギリス / ヨーロピアン
アルファ酸
13.0–16.0%
香り
柑橘、ハーバル、樹脂
スタイル
イングリッシュIPA、ビタービール、ストロングエール
代替候補
ヘルクレス、ポラリス、ナゲット

アフタナム

Ahtanum

ヤキマバレーの先住民の土地名を冠したアメリカ産アロマホップ。グレープフルーツとフローラルを組み合わせた明るい柑橘香が特徴で、カスケードに似た印象を与えながら独自の個性を持つ。苦味は中程度でバランスよく、シトラスを活かしたペールエールやウィートエールに向く。

産地
アメリカ(ワシントン州) / アメリカン
アルファ酸
5.7–6.3%
香り
柑橘、フローラル、パイン、グレープフルーツ
スタイル
ペールエール、アメリカンIPA、ウィートエール
代替候補
カスケード、クリスタル、タホマ

アマリロ

Amarillo

ワシントン州の Virgil Gamache Farms が発見した野生種由来のホップで、商標登録された品種。オレンジやレモンの華やかなシトラスアロマが特徴で、アメリカンIPAやペールエールに明るいフルーティな個性を与える。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
8.0–11.0%
香り
オレンジ、レモン、フローラル、トロピカル
スタイル
IPA、ペールエール、ブロンドエール
別名・検索語
アマリロ、Amarillo hop、アマリロホップ、アマリロビール
代替候補
センテニアル、タホマ、トライアンフ

アリアーナ

Ariana

ハラタウブランの姉妹品種として開発されたドイツの新世代ホップ。トロピカルフルーツとシトラスの明るいアロマを持ち、従来の「ドイツホップ=ハーバル/スパイシー」という固定観念を覆すキャラクターが特徴。欧州産ながら新世界スタイルのIPAにも活用され、ドイツホップの可能性を広げた革新的な品種。

産地
ドイツ / ヨーロピアン
アルファ酸
8.0–10.0%
香り
トロピカル、シトラス、マンゴー、ベリー
スタイル
IPA、ペールエール、フルーツエール
代替候補
オリカナ、モザイク、アザッカ

アザッカ

Azacca

American Dwarf Hop Association が開発した高アルファ酸品種。マンゴーやパイナップルの濃厚なトロピカルアロマが特徴で、苦味とアロマの両方に使えるデュアルパーパスホップ。品種名はハイチの農業の神に由来する。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
14.0–16.0%
香り
マンゴー、シトラス、トロピカル、パイナップル
スタイル
IPA、ダブルIPA、ペールエール
別名・検索語
アザッカ、Azacca hops、アザッカホップ、アザッカビール
代替候補
アイダホ7、モザイク、タホマ

ブラムリングクロス

Bramling Cross

1927年にイングランドで育種されたノーブルホップ系英国品種。ブラックカラント(カシス)の独特なアロマが最大の個性で、スパイシーなバックノートと合わさって複雑な香りを作る。秋冬のポーターやウィンタービールに使われることが多く、伝統的な英国エールに深みを与える希少品種として評価される。

産地
イギリス / ヨーロピアン
アルファ酸
5.0–7.0%
香り
ブラックカラント、スパイシー、レモン
スタイル
イングリッシュポーター、ウィンタービター、ブラウンエール
代替候補
ハラタウ・ミッテルフリュー、テトナング、イースト・ケント・ゴールディングス

カスケード

Cascade

1972年にUSDAとオレゴン州立大学が共同開発したアメリカンクラフトビール革命の象徴的品種。フローラルでシトラスのアロマが特徴で、Sierra Nevada Pale Aleをはじめ数多くの名作ビールに使用されている。現在もアメリカで最も広く栽培されるホップのひとつ。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
4.5–7.0%
香り
フローラル、シトラス、グレープフルーツ
スタイル
ペールエール、IPA、アメリカンウィート
別名・検索語
カスケード、Cascade hop、カスケードホップ、カスケードビール
代替候補
アフタナム、タホマ、センテニアル

カシミア

Cashmere

Columbia×Cashmere系統から生まれたワシントン州の比較的新しい品種。ピーチとライム、ほのかなのコナッツを感じさせるソフトでトロピカルなアロマが最大の特徴。低苦味で滑らかな口当たりのヘイジーIPAやフルーティなエールに最適。ドライホップで特に輝きを見せる、現代的なアロマ重視品種。

産地
アメリカ(ワシントン州) / アメリカン
アルファ酸
7.7–9.1%
香り
ピーチ、ライム、ここなつ、マンゴー
スタイル
ヘイジーIPA、ニューイングランドIPA、フルーツビール
代替候補
ネオメキシカヌス、マウテレ、グレイシャー

センテニアル

Centennial

「スーパーカスケード」の異名を持つ、カスケードよりも強いシトラスとフローラルのアロマを併せ持つ品種。1990年にリリースされ、ビタリングとアロマの両方で優れたパフォーマンスを発揮する。Bell's Two Hearted Aleの主要ホップとして有名。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
9.5–11.5%
香り
シトラス、フローラル、レモン
スタイル
IPA、ペールエール、アメリカンバーレイワイン
別名・検索語
センテニアル、Centennial hop、センテニアルホップ、100年記念ホップ
代替候補
アマリロ、ロラール、トライアンフ

チヌーク

Chinook

1985年にUSDAがリリースした高アルファ酸のデュアルパーパスホップ。松やグレープフルーツの力強いアロマとスパイシーなニュアンスが特徴。West Coast IPAのビタリングやフレーバーに欠かせない品種で、Sierra Nevada Celebration Aleにも使用されている。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
12.0–14.0%
香り
松、グレープフルーツ、スパイシー
スタイル
IPA、ペールエール、アメリカンスタウト
別名・検索語
チヌーク、Chinook hop、チヌークホップ、チヌークビール
代替候補
コロンバス、シトラ、モザイク

シトラ

Citra

Hop Breeding Companyが開発し2007年にリリースされた、現代クラフトビールシーンで最も人気の高い品種のひとつ。鮮烈なトロピカルフルーツとシトラスのアロマが特徴で、特にHazy IPAブームの立役者となった。シングルホップIPAでもその個性が際立つ。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
11.0–13.0%
香り
トロピカルフルーツ、ライチ、パッションフルーツ、グレープフルーツ
スタイル
IPA、ダブルIPA、ペールエール、サワーエール
別名・検索語
シトラ、シトラホップ、Citra hops、シトラIPA
代替候補
シムコー、チヌーク、ストラータ

コメット

Comet

1970年代に開発されたアメリカのビタリングホップで、長年ほぼ忘れられていたが2010年代のクラフトブームで再発見された。ワイルドなグレープフルーツと土系アロマが個性的で、ハズーが先駆けて採用したことで一躍注目品種に。レトロな風味と現代的なIPAスタイルの橋渡しをする面白い存在。

産地
アメリカ(ワシントン州) / アメリカン
アルファ酸
9.0–11.5%
香り
ワイルドグレープフルーツ、柑橘、アーシー
スタイル
IPA、ダブルIPA、セゾン
代替候補
シムコー、ウォリアー、スターリング

クリスタル

Crystal

ドイツのハラタウミットフリュー由来の血統を持つアメリカ産アロマホップ。エレガントなフローラルとシナモンを思わせるスパイシーさが特徴。苦味は穏やかで、ペールエールやヴァイツェンなどライトなスタイルに繊細な香りを与える。ジャーマンスタイルのアメリカ版醸造に重宝される品種。

産地
アメリカ(オレゴン州) / アメリカン
アルファ酸
3.5–5.5%
香り
フローラル、スパイシー、シナモン、柑橘
スタイル
ペールエール、ヴァイツェン、ケルシュ
代替候補
マウントフッド、スターリング、ウィラメット

デルタ

Delta

Hopsteiner社が開発したアメリカンアロマホップ。穏やかなシトラスとフローラルのアロマを持ち、主張が強くない分、複数のホップとのブレンドに適している。大型のアメリカンラガーブランドでも採用されるほどの汎用性を誇り、クラフトでも商業ビールでも安定して使いやすい万能型品種。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
6.0–8.0%
香り
マイルドシトラス、フローラル、スパイシー、ハーバル
スタイル
ライトラガー、アメリカンエール、ピルスナー
代替候補
サンティアム、スターリング、バンガード

ドクタールディ

Dr. Rudi

「ドクター ルーディ」の名で知られるニュージーランドのベテランホップ品種。1970年代から栽培されており、NZホップのパイオニア的存在。パインとレモンのシャープなアロマが特徴で、初期のニュージーランドクラフトビール文化を支えた。現在も安価で安定したビタリング・アロマホップとして国内外の醸造所に使われている。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
10.0–12.0%
香り
パイン、レモン、スパイシー、ハーバル
スタイル
NZペールエール、IPA、ラガービタリング
代替候補
サザンクロス、パシフィックジェイド、スティクルブラクト

エクアノット

Ekuanot

旧名 HBC 366。Hop Breeding Company が開発した高アルファ酸品種で、ベリーやメロンの複雑なフルーティアロマが特徴。ドライホッピングではパパイヤやライムのトロピカル感が強まり、シングルホップIPAにも適する万能品種。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
13.0–16.0%
香り
ベリー、メロン、シトラス、パパイヤ
スタイル
IPA、ペールエール、スタウト
別名・検索語
Equanot、Ekuanot hop、エクアノット、HBC 366
代替候補
モザイク、シムコー、アイダホ7

エンデバー

Endeavour

チャールズ・ファーラム社が開発したイギリスの個性派ホップ。オレンジの花を思わせる独特のフローラル・シトラスアロマが特徴で、従来のイングリッシュホップとは一線を画す。中〜高アルファでビタリング効率も良く、モダンなイングリッシュIPAやペールエールで注目される革新的品種。

産地
イギリス / ヨーロピアン
アルファ酸
8.0–10.0%
香り
オレンジブロッサム、シトラス、スパイス、フローラル
スタイル
ペールエール、IPA、ゴールデンエール
代替候補
ファーストゴールド、オパール、センテニアル

ギャラクシー

Galaxy

オーストラリア原産の高アルファ酸ホップ。パッションフルーツやピーチの強烈なトロピカルアロマが特徴で、シトラやモザイクと組み合わせたIPAが人気。南半球産ホップの代表格として、世界中のクラフトブルワリーで広く使用されている。

産地
オーストラリア / NZ・オーストラリア
アルファ酸
13.5–15.0%
香り
パッションフルーツ、ピーチ、シトラス
スタイル
IPA、ダブルIPA、ペールエール
別名・検索語
ギャラクシー、Galaxy hops、ギャラクシーホップ、ギャラクシービール
代替候補
リワカ、シムコー、ヴィック・シークレット

グレイシャー

Glacier

Elsasser由来のアメリカンアロマホップ。ベリーやピーチのソフトなフルーツアロマと穏やかなスパイス感が特徴。使いやすいアルファ酸レンジと汎用性の高いアロマプロファイルを持ち、ビタリングとアロマの両方で活躍できる実用性の高い品種。さまざまなスタイルに対応するため、クラフトブルワリーで重宝されている。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
5.5–7.5%
香り
ベリー、ピーチ、マイルドシトラス、スパイシー
スタイル
アメリカンエール、ペールエール、ポーター
代替候補
デルタ、バンガード、サンティアム

グリーンブレット

Green Bullet

ニュージーランド産の高アルファビタリングホップ。強烈な樹脂感とスパイシーなアロマ、ライムの皮を思わせるシャープなノートが特徴。単独でビタリングに使うと力強い苦味の骨格を作る。ストロングエールやバーレーワインなど、しっかりしたモルトボディが必要なスタイルに最適なニュージーランドの定番品種。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
11.0–14.0%
香り
樹脂、スパイシー、ライム
スタイル
ストロングエール、IPAビタリング、バーレーワイン
代替候補
スーパーアルファ、ヘルクレス、ワカトゥ

ハラタウブラン

Hallertau Blanc

2012年にドイツのHüll研究所がリリースした新世代フレーバーホップ。ネルソン・ソーヴィンに似た白ワイン的なアロマが特徴で、グーズベリーやレモングラスの爽やかなニュアンスを持つ。ドイツ産ながらニューワールド的な個性を発揮する革新的品種。

産地
ドイツ / ヨーロピアン
アルファ酸
9.0–12.0%
香り
白ワイン、グーズベリー、レモングラス、パッションフルーツ
スタイル
IPA、ペールエール、ベルジャンエール、セゾン
別名・検索語
ハラタウブラン、Hallertau Blanc hop、ハラタウブランホップ
代替候補
ネルソン・ソーヴィン、オリカナ、シトラ

IBUKI

IBUKI

サッポロビールが開発した日本のビタリング・アロマ兼用ホップ。繊細なフローラルアロマとクリーンな苦味が特徴で、国産ビールの品質を支える重要な品種。岩手県遠野市を中心に栽培されており、日本のホップ栽培文化の象徴的存在。

産地
日本 / 日本
アルファ酸
8.0–12.0%
香り
フローラル、マイルドシトラス、ハーバル
スタイル
ピルスナー、ラガー、ペールエール
別名・検索語
イブキ、伊吹ホップ、Ibuki hop、伊吹
代替候補
かいこがね、デルタ、信州早生

アイダホ7

Idaho 7

Jackson Hop Farm がアイダホ州で発見した品種。アプリコットやピーチのストーンフルーツ系アロマに松の清涼感が重なり、ドライホッピングで特に個性が際立つ。近年のIPAシーンで存在感を高めている注目品種。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
11.5–14.5%
香り
ストーンフルーツ、シトラス、松、トロピカル
スタイル
IPA、ペールエール、サワーエール
別名・検索語
Idaho 7、Idaho Seven、アイダホ7、アイダホセブン
代替候補
モザイク、シムコー、エルドラド

かいこがね

Kaikogane

岩手県で育種された日本の在来種ホップ。穏やかなフローラルとハーバルなアロマが特徴で、国産ビールの風味基盤として使われてきた品種。名前は「黄金の繭」に由来し、岩手県の養蚕文化との関わりを示す。近年はクラフトビールでも再評価が進んでいる。

産地
日本(岩手県) / 日本
アルファ酸
5.0–8.0%
香り
フローラル、ハーバル、マイルドシトラス
スタイル
ラガー、ピルスナー、ペールエール
別名・検索語
カイコガネ、Kaikogane hop、カイコガネホップ、鶴岡ホップ
代替候補
IBUKI、デルタ、サンティアム

コハツ

Kohatu

マオリ語で「石」を意味するニュージーランドのアロマホップ。トロピカルフルーツとパインの爽やかなアロマにフローラルなニュアンスが加わる。穏やかなアルファ酸で扱いやすく、ニュージーランドスタイルのラガーやピルスナーに最適。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
6.0–7.0%
香り
トロピカル、パイン、フローラル、ライム
スタイル
ラガー、ペールエール、ニュージーランドピルスナー
別名・検索語
コハツ、Kohatu hop、コハツホップ
代替候補
モトゥエカ、マウテレ、タホマ

ロラール

Loral

Hop Breeding Company が開発したデュアルパーパスホップ。HBC 291としても知られ、ノーブルホップの上品さとニューワールドのフルーティさを兼ね備える。フローラルなアロマにダークフルーツのニュアンスが加わり、幅広いスタイルに対応する。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
10.0–13.0%
香り
フローラル、シトラス、ペッパー、ダークフルーツ
スタイル
ペールエール、IPA、ラガー、ベルジャンエール
別名・検索語
ローラル、Loral hop、ローラルホップ、HBC 291
代替候補
センテニアル、トライアンフ、カスケード

マンダリナバーバリア

Mandarina Bavaria

2012年にドイツのHüllが開発した新世代のフレーバーホップ。マンダリンオレンジのような鮮やかなシトラスアロマが特徴で、伝統的なドイツホップの概念を覆す品種。ヴァイツェンやベルジャンウィットに柑橘感を加えたい時に最適。

産地
ドイツ / ヨーロピアン
アルファ酸
7.0–10.0%
香り
マンダリンオレンジ、シトラス、フルーティ
スタイル
ヴァイツェン、ペールエール、IPA、フルーツエール
別名・検索語
マンダリナバイエルン、Mandarina Bavaria hop、マンダリナバイエルンホップ、マンダリナ
代替候補
ペルレ、オーロラ、オパール

モザイク

Mosaic

Hop Breeding Companyが開発しSimcoe HBC 369を親に持つ2012年リリースの品種。名前の通りベリー、トロピカルフルーツ、松、土っぽさなど多層的なアロマが「モザイク」のように重なる複雑な品種。シトラと並びモダンIPAの定番ホップ。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
11.5–13.5%
香り
ベリー、マンゴー、松、シトラス
スタイル
IPA、ペールエール、スタウト
別名・検索語
モザイク、Mosaic hops、モザイクホップ、モザイクIPA
代替候補
シムコー、アイダホ7、エクアノット

モトゥエカ

Motueka

チェコのザーツを祖先に持つニュージーランド品種。ライムやレモンの爽やかな柑橘アロマが特徴で、穏やかなアルファ酸と相まってラガーからIPAまで幅広く使える汎用性の高い品種。ニュージーランドピルスナーの代表的なホップ。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
6.5–7.5%
香り
ライム、レモン、トロピカル
スタイル
ラガー、ピルスナー、IPA、ペールエール
別名・検索語
モトゥエカ、Motueka hop、モトゥエカホップ、B Saaz
代替候補
コハツ、ワカトゥ、マウテレ

マウテレ

Moutere

NZのネルソン地域、マウテレ渓谷から名を取った比較的新しい品種。ピーチとライムのソフトなトロピカルアロマが特徴で、ネルソンソーヴィンに似た雰囲気を持ちながら独自の個性を発揮する。高アルファ酸ながらアロマの洗練度が高く、ヘイジーIPAや果実感重視のエールにおいて近年注目度が急上昇している新星ホップ。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
15.0–17.0%
香り
ピーチ、ライム、トロピカル、パイン
スタイル
ヘイジーIPA、NEIPA、フルーツセゾン
代替候補
コハツ、モトゥエカ、エラ

オリカナ

Olicana

チャールズ・ファーラム社が育種したイギリスの革新的アロマホップ。ローマ時代の砦「オリカナ」(現イルクリー)に因んで命名された。トロピカルフルーツとシトラスの明るいアロマがブリティッシュホップとは思えない風味を発揮し、モダンなイングリッシュIPAやペールエールの新しい可能性を示している。伝統と革新を融合させた英国ホップの次世代品種。

産地
イギリス / ヨーロピアン
アルファ酸
7.5–9.5%
香り
トロピカル、シトラス、ゴーヤ、パッションフルーツ
スタイル
モダンビター、ペールエール、イングリッシュIPA
代替候補
アリアーナ、マンダリナバーバリア、ハラタウブラン

オパール

Opal

HVG(Hopfenverwertungsgenossenschaft)が開発したドイツの万能ホップ。エレガントなフローラルとスパイシーなバランスが特徴で、ビタリングとアロマ添加の両方に対応できる汎用性の高さが評価される。ドイツの伝統品種の上品さを保ちながら適度なアルファ酸を持ち、ヘレスやケルシュのファインチューニングに使われる。

産地
ドイツ(バイエルン州) / ヨーロピアン
アルファ酸
5.0–8.0%
香り
フローラル、スパイシー、ハーバル、シトラス
スタイル
ヘレス、ケルシュ、ペールエール
代替候補
ペルレ、スティリアンゴールディング、シュパルト

パシフィックジェム

Pacific Gem

ニュージーランドHortResearchが開発した高アルファ品種。ベリーとオークのような風味を持つNZ特有のキャラクターと高いアルファ酸を兼ね備え、少量でクリーンに苦味を付けながらアロマも楽しめる二刀流ホップ。スタウトやポーターなど濃厚なビールに使うと深みのある複雑さが生まれる。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
13.0–15.0%
香り
ベリー、オーク、マイルドシトラス、スパイシー
スタイル
ビタリング、スタウト、ポーター、IPA
代替候補
グレイシャー、エラ、サザンクロス

パシフィックジェイド

Pacific Jade

ニュージーランドのHort Research開発品種。古いNZアルビ(Smooth Cone)とドイツのNorthern Brewerの交配から生まれ、ブラックペッパーとスパイシー柑橘の独特なアロマを持つ。高アルファでビタリング効率が良く、アロマ添加でも個性的な香りを与える。NZのテロワールを感じる力強い品種として国際的に評価されている。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
12.0–14.0%
香り
ブラックペッパー、柑橘、スパイシー、ハーバル
スタイル
ラガービタリング、IPA、アンバーエール
代替候補
サザンクロス、ドクタールディ、エラ

パシフィカ

Pacifica

ハラタウ・ミッテルフリューを親に持つニュージーランドのアロマホップ。オレンジマーマレードのような甘いシトラスアロマにフローラルなニュアンスが加わり、ラガーからペールエールまで幅広く使える。ニュージーランドピルスナーにも最適な穏やかな品種。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
5.0–6.0%
香り
オレンジマーマレード、フローラル、シトラス
スタイル
ラガー、ピルスナー、ペールエール、ベルジャンウィット
別名・検索語
パシフィカ、Pacifica hop、パシフィカホップ
代替候補
カスケード、リワカ、コハツ

ペッコ

Pekko

Hopsteiner育種の新世代高アルファホップ。ミントとセージを思わせるハーバルかつクリーンなアロマが際立つ個性的な品種。単独ホップビール(SMaSH)でその特性が特に輝く。高アルファでビタリング効率も良く、アロマ添加でもハーブ系の清涼感を与える。セゾンやパイルドセゾンなど風味の個性を活かすスタイルに向いている。

産地
アメリカ(ワシントン州) / アメリカン
アルファ酸
13.0–17.0%
香り
ミント、セージ、パイン、マイルド柑橘
スタイル
セゾン、ペールエール、サワーエール
代替候補
アフタナム、タホマ、シムコー

ポラリス

Polaris

世界最高レベルのアルファ酸(最大23%)を持つドイツ産超高アルファホップ。さらに驚くべきはミントとスペアミントを想わせる強烈なアロマで、高アルファとユニークな香りの組み合わせが唯一無二の存在感を放つ。少量使用で圧倒的な苦味を実現しながら、ミント系の清涼感という想定外のアロマを同時に与える実験的なホップ。

産地
ドイツ(バイエルン州) / ヨーロピアン
アルファ酸
18.0–23.0%
香り
ミント、スペアミント、ハーバル、柑橘
スタイル
トリプルIPA、インペリアルビタリング、ミントビール
代替候補
ノーザンブルワー、アドミラル、ザーツ

リワカ

Riwaka

旧名D Saaz。チェコのザーツ系統をニュージーランドで育種した品種で、パッションフルーツやグレープフルーツの強烈なトロピカルシトラスアロマが特徴。限定的な生産量のため入手が難しく、「幻のホップ」とも呼ばれる希少品種。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
4.5–6.5%
香り
パッションフルーツ、グレープフルーツ、シトラス
スタイル
ペールエール、IPA、ニュージーランドピルスナー
別名・検索語
リワカ、Riwaka hop、リワカホップ、D Saaz
代替候補
ギャラクシー、カスケード、パシフィカ

サブロ

Sabro

Hop Breeding Company が開発した2018年リリースのネオメキシカーナ系品種。ココナッツやタンジェリンの独特なアロマは他のホップにはない個性で、Hazy IPAに南国的なキャラクターを加える。HBC 438としても知られる。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
14.0–17.0%
香り
ココナッツ、タンジェリン、トロピカル、ストーンフルーツ
スタイル
IPA、Hazy IPA、ペールエール
別名・検索語
サブロ、Sabro hop、サブロホップ、HBC 438
代替候補
エルドラド、アイダホ7、アザッカ

サンティアム

Santiam

テタングとハラタウ由来の系統を持つUSDAアロマホップ。ノーブルホップの特徴であるハーバルでスパイシーな繊細さをアメリカ産でも発揮できるよう育種された。オレゴン州の醸造所を中心に普及し、ドイツスタイルのウィートやケルシュ醸造時のノーブルホップ代替として人気を集める。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
5.0–7.0%
香り
ハーバル、スパイシー、フローラル、マイルドシトラス
スタイル
ウィートビール、ケルシュ、ジャーマンスタイル
代替候補
デルタ、スターリング、マウントフッド

サフィア

Saphir

ハラタウ地方で育種されたドイツの芳香系アロマホップ。タンジェリンとライムのさわやかな柑橘とスパイシーなノートを合わせ持ち、ノーブルホップの中では独特の明るさを持つ。低アルファでビタリングには向かないが、ヴァイツェンやウィットビールなど小麦ベースのビールに爽快感を加えるアロマ添加に最適。

産地
ドイツ(バイエルン州) / ヨーロピアン
アルファ酸
2.0–4.5%
香り
タンジェリン、ライム、スパイシー、フローラル
スタイル
ヴァイツェン、ウィットビール、セゾン
代替候補
ハラタウ・ミッテルフリュー、ヘルスブルッカー、テトナング

シムコー

Simcoe

Yakima Chief Ranches が開発し2000年にリリースした品種。松やパッションフルーツの複雑なアロマとクリーンな苦味を兼ね備え、ビタリングとアロマの両方で活躍する。シトラ、モザイクと並び「モダンIPAの三種の神器」と呼ばれる。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
12.0–14.0%
香り
松、シトラス、パッションフルーツ、アーシー
スタイル
IPA、ダブルIPA、ペールエール
別名・検索語
シムコー、Simcoe hops、シムコーホップ、シムコーIPA
代替候補
モザイク、アイダホ7、シトラ

スマラグド

Smaragd

「エメラルド」を意味するドイツ語の名を持つバイエルン産アロマホップ。フローラルとマイルドなフルーツ感が調和したバランスの良さが特徴。ヘレスやピルスナーなどドイツラガーの仕上げアロマに使われ、ノーブルホップらしいクリーンで上品な印象を与える。ハラタウの品格を受け継ぐが栽培面積は限られており入手しにくい希少品種。

産地
ドイツ(バイエルン州) / ヨーロピアン
アルファ酸
4.0–6.0%
香り
フローラル、フルーティ、マイルドシトラス
スタイル
ピルスナー、ラガー、ヘレス
代替候補
ヘルスブルッカー、ペルレ、オーロラ

ソラチエース

Sorachi Ace

1984年にサッポロビールが北海道の上富良野で開発した日本発のホップ品種。レモングラスやディルのようなユニークなハーバルアロマが特徴で、日本では長年使われなかったが、Brooklyn Brewery のGarrett Oliver が「Sorachi Ace Saison」に採用して世界的に有名になった。

産地
日本(北海道) / 日本
アルファ酸
10.0–16.0%
香り
レモングラス、ディル、ココナッツ、シトラス
スタイル
セゾン、ベルジャンエール、IPA、ラガー
別名・検索語
ソラチ、Sorachi Ace、ソラチエース、Sorachi
代替候補
モザイク、シムコー、ムラカミセブン

サザンクロス

Southern Cross

南十字星をイメージした名を持つニュージーランド産ホップ。高アルファを持ちながらレモンとスパイシーな独自アロマを合わせ持つ二面性が特徴。ビタリングと後添加どちらにも使え、ニュージーランドスタイルのペールエールには欠かせない存在。NZクラフトビール文化を象徴するホップとして世界的に評価が高まっている。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
11.0–14.0%
香り
レモン、スパイシー、パイン、柑橘
スタイル
ニュージーランドペールエール、IPA、ラガー
代替候補
ドクタールディ、パシフィックジェイド、ラカウ

スターリング

Sterling

チェコのザーツとアメリカ品種を交配して生まれたUSDA育種品種。ノーブルホップに近い上品なフローラルとスパイシーさを持ちながら、ヨーロッパ産より収量が安定している。ピルスナーやケルシュなど繊細なヨーロッパスタイルをアメリカで醸造する際に選ばれる汎用性の高いホップ。

産地
アメリカ(オレゴン州) / アメリカン
アルファ酸
6.0–9.0%
香り
フローラル、スパイシー、ハーバル、柑橘
スタイル
ピルスナー、ケルシュ、セゾン
代替候補
マウントフッド、デルタ、サンティアム

スルタン

Sultan

中東のスルタンを想起させる名を持つ独特なアロマホップ。モロッカンスパイスを思わせるエキゾチックなハーバル香と甘い柑橘が混ざり合う唯一無二の個性が特徴。高アルファ酸でビタリング効率も良く、セゾンやベルジャンスタイルなど風味の複雑さを大切にするビールに新しい次元をもたらす。

産地
アメリカ(ワシントン州) / アメリカン
アルファ酸
13.0–15.0%
香り
モロッカンスパイス、ハーバル、甘みある柑橘
スタイル
セゾン、IPA、ベルジャンストロングエール
代替候補
コロンバス、ナゲット、スターリング

タホマ

Tahoma

ヤキマチーフホップス社が開発した比較的新しいアメリカンホップ。トロピカルフルーツとシトラスの鮮やかなアロマを持ちながら、パインのリジン感も加わるマルチレイヤーな香りプロファイルが特徴。ヘイジーIPAブームとともに注目度が上昇しており、アロマ主体のジューシーなビールに最適な新世代品種として評価が高まっている。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
6.0–9.0%
香り
トロピカル、シトラス、パイン、フローラル
スタイル
ヘイジーIPA、ペールエール、クリームエール
代替候補
カスケード、アマリロ、コハツ

タルス

Talus

Yakima Chief Hopsが2022年にリリースした比較的新しい品種。グレープフルーツとローズの組み合わせが独特で、フルーティかつフローラルな複雑さが最大の特徴。低苦味でジューシーなヘイジーIPAに向いており、他のトロピカル系ホップと組み合わせて使うのにも適している。現代的なアロマ重視のトレンドをよく反映した品種。

産地
アメリカ(ワシントン州) / アメリカン
アルファ酸
9.5–11.5%
香り
グレープフルーツ、ローズ、スパイシー、クランベリー
スタイル
ヘイジーIPA、フルーツビール、サワーエール
代替候補
シトラ、チヌーク、ナゲット

ターゲット

Target

1972年にWye Collegeが開発したイギリスの高アルファ酸ビタリングホップ。セージのようなスパイシーでハーバルなアロマが特徴で、クリーンな苦味を提供する。イギリスのビターやポーターのビタリングに広く使われ、イギリス国内で最も栽培面積の大きい品種のひとつ。

産地
イギリス / ヨーロピアン
アルファ酸
9.5–13.0%
香り
スパイシー、ハーバル、セージ、シトラス
スタイル
ビター、ESB、ポーター、スタウト
別名・検索語
ターゲット、Target hop、ターゲットホップ
代替候補
オパール、ペルレ、スティリアンゴールディング

トライアンフ

Triumph

Hop Breeding Company が2020年にリリースした比較的新しい品種。ピーチやオレンジの明るいフルーティアロマにフローラルなニュアンスが加わり、クリーンな苦味とのバランスが良い。ビタリングからドライホッピングまで幅広く活用できる。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
10.5–14.5%
香り
ピーチ、フローラル、シトラス、オレンジ
スタイル
IPA、ペールエール、ラガー
別名・検索語
トライアンフ、Triumph hop、トライアンフホップ
代替候補
センテニアル、ロラール、カスケード

バンガード

Vanguard

ハラタウミットフリューとアメリカン品種の交配から生まれたUSDA開発ホップ。ノーブルホップの風味をアメリカで再現するために育種され、スパイシーでハーバルな香りが特徴。ピルスナーやラガースタイルに向いており、ヨーロッパスタイルをアメリカで醸造する際の代替ノーブルホップとして人気を集める。

産地
アメリカ / アメリカン
アルファ酸
5.5–6.5%
香り
スパイシー、ハーバル、マイルドシトラス
スタイル
ピルスナー、ヘレス、ジャーマンスタイルエール
代替候補
デルタ、サンティアム、スターリング

ワイイティ

Wai-iti

低アルファ酸のニュージーランドアロマホップ。ライムとマンダリンの爽やかなシトラスアロマにフローラルなニュアンスが加わる。穏やかな苦味でセッションビールやラガーに最適。近年のNZ品種の中では比較的新しい品種。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
2.5–3.5%
香り
ライム、マンダリン、フローラル
スタイル
ラガー、ペールエール、セッションIPA
別名・検索語
ワイイティ、Wai-iti hop、ワイイティホップ
代替候補
コハツ、ワカトゥ、モトゥエカ

ワイメア

Waimea

NZにあるWaimea地域にちなんだ高アルファ・アロマ兼用ホップ。16〜19%という驚異のアルファ酸に加え、タンジェリンとパッションフルーツの鮮烈なアロマを持つ。少量使用で強い苦味を作りながらNZならではのトロピカルフルーツ感も発揮するという理想的な二刀流品種。ダブルIPAやインペリアルスタイルにおすすめ。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
16.0–19.0%
香り
柑橘、パイン、パッションフルーツ、タンジェリン
スタイル
ダブルIPA、ウェストコーストIPA、IPAビタリング
代替候補
ヴィック・シークレット、サザンクロス、ギャラクシー

ワカトゥ

Wakatu

Waikato-1と旧ハラタウミットフリューの交配から生まれたニュージーランド産アロマホップ。ライムとフローラルの爽快なアロマが特徴で、ノーブルホップの上品さにNZ特有のジューシーさが加わる。ピルスナーやウィットビールなど繊細なスタイルに向いており、ヨーロッパスタイルをNZのテロワールで醸造する際に人気の選択肢。

産地
ニュージーランド / NZ・オーストラリア
アルファ酸
6.5–8.5%
香り
ライム、フローラル、スパイシー
スタイル
ピルスナー、ウィットビール、セゾン
代替候補
コハツ、サフィア、モトゥエカ

ウォリアー

Warrior

2002年にYakima Chief Hopsが開発した超高アルファホップ。少量で強烈な苦味が出せるため大規模醸造での使用効率が高い。アロマは控えめだが、ドライホップではクリーンな柑橘とマイルドなフローラルを与える。ウェストコーストIPAのビタリング定番として北米のクラフト醸造所で支持される。

産地
アメリカ(ワシントン州) / アメリカン
アルファ酸
15.0–17.0%
香り
マイルドフローラル、柑橘、樹脂
スタイル
ウェストコーストIPA、ダブルIPA、インペリアルスタウト
代替候補
ゼウス、ブラボー、コメット